- ✓ ほくろ・イボ除去は、良性であることが確認されてから適切な方法を選択します。
- ✓ CO2レーザーは、ほくろ除去において傷跡が目立ちにくい治療法として広く用いられています。
- ✓ 老人性イボはCO2レーザーや液体窒素療法で除去可能ですが、再発予防のため紫外線対策が重要です。
ほくろやイボは、皮膚の表面に現れる良性の病変ですが、見た目の問題や日常生活での摩擦などにより、除去を希望される方が多くいらっしゃいます。適切な診断と治療法の選択が重要であり、当院でも多くの患者さまがこれらの悩みを相談しに来られます。
池袋でほくろ除去(CO2レーザー)|料金と傷跡について

ほくろ除去におけるCO2レーザー治療は、メスを使わずにほくろを蒸散させる方法で、特に顔などの目立つ部位のほくろに適しています。
ほくろは、メラニン色素を作る細胞であるメラノサイトが皮膚の一部に集まって増殖したものです。医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれ、ほとんどが良性ですが、中には悪性の可能性を考慮すべきものもあります。そのため、除去を検討する際は、まず医師による正確な診断が不可欠です。
CO2レーザーとは?その原理と特徴
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)は、水に吸収されやすい特性を持つレーザー光線です。皮膚組織の水分に反応して熱エネルギーを発生させ、組織を蒸散(蒸発させて除去)させることで、ほくろやイボなどの病変を取り除きます[3]。この治療法は、周囲の正常な組織へのダメージを最小限に抑えながら、ピンポイントで病変を除去できるのが大きな特徴です。
- CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)
- 波長10,600nmの赤外線レーザーで、皮膚組織の水分に吸収されやすい性質を持つ。これにより、組織を瞬間的に蒸散させ、切開や凝固、蒸散を行う医療機器。
CO2レーザーによるほくろ除去のメリットとデメリットは?
CO2レーザーによるほくろ除去には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
- メリット:
- メスを使わないため、出血が少ない、あるいはほとんどない。
- 治療時間が短く、通常数分で完了する。
- 傷跡が比較的きれいに治りやすい。
- 縫合の必要がない場合が多い。
- デメリット:
- 深さのあるほくろや大きいほくろの場合、複数回の治療が必要になることがある。
- 治療後の色素沈着(炎症後色素沈着)のリスクがある。
- 悪性の可能性があるほくろには適応できない(組織検査ができないため)。
臨床の現場では、特に顔の小さなほくろを除去された患者さまから「化粧で隠す手間がなくなった」と喜んでいただくケースをよく経験します。一方で、治療後の紫外線対策を怠ると色素沈着が長引くことがあるため、丁寧なアフターケア指導が重要です。
ほくろ除去後の傷跡とケアについて
CO2レーザーでほくろを除去した後は、一時的に赤みやへこみが生じることがあります。これは皮膚が再生する過程で起こる自然な反応です。通常、数週間から数ヶ月かけて徐々に目立たなくなり、最終的にはほとんど分からない程度の平坦な傷跡になることが期待されます。しかし、体質やほくろの深さ、大きさによっては、わずかな色素沈着や瘢痕(はんこん)が残る可能性もゼロではありません。
適切なアフターケアは、傷跡をきれいに治すために非常に重要です。当院では、治療部位の保護のために軟膏処置やテープ保護を推奨し、特に紫外線対策を徹底するよう指導しています。紫外線は炎症後色素沈着を悪化させる要因となるため、日焼け止めの使用や帽子などで患部を保護することが大切です。
ほくろ除去の料金体系は?
ほくろ除去の料金は、ほくろの大きさや数、治療方法によって異なります。CO2レーザーによる除去は、一般的に自費診療となることが多いです。保険適用となるのは、悪性の疑いがある場合や、日常生活に支障をきたすような大きなほくろを外科的に切除する場合などに限られます。
具体的な料金はクリニックによって設定が異なるため、カウンセリング時に詳細な見積もりを確認することが重要です。当院では、直径数ミリ程度のほくろであれば、1個あたり数千円から治療を行っています。複数のほくろを同時に除去する場合、割引が適用されることもあります。初診時に「このほくろはいくらで取れますか?」と相談される患者さまも少なくありませんので、まずはご相談ください。
池袋で首のイボ・老人性イボの除去治療

首や顔にできる「老人性イボ」は、医学的には「脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)」と呼ばれる良性の皮膚腫瘍です。加齢や紫外線が主な原因とされており、見た目の問題だけでなく、衣類との摩擦で炎症を起こすこともあります。当院でも、首のイボについて「ざらつきが気になる」「ネックレスが引っかかる」といったお悩みをよく伺います。
老人性イボとは?その特徴と原因
老人性イボは、30代以降から現れ始め、加齢とともに数が増えたり大きくなったりする傾向があります。色は肌色から褐色、黒色まで様々で、表面がザラザラしていたり、盛り上がっていたりするのが特徴です。主な原因は、長年の紫外線曝露と皮膚の老化と考えられています。遺伝的要因も関与すると言われています。
市販のイボ除去クリームの中には、強酸性の薬剤が含まれており、使用方法を誤ると皮膚に深い傷や色素脱失(色が白く抜けること)を引き起こすリスクが報告されています[1]。自己判断での処置は避け、必ず専門医の診断を受けるようにしましょう。
首のイボ・老人性イボの除去方法にはどのようなものがある?
首のイボや老人性イボの除去には、いくつかの方法があります。イボの大きさ、数、部位、患者さまの希望などを考慮して最適な方法を選択します。
- CO2レーザー: ほくろ除去と同様に、イボの組織を蒸散させる方法です。小さなイボから比較的大きなイボまで対応可能で、出血が少なく、傷跡も目立ちにくいのが特徴です。特に顔や首など、目立つ部位のイボ除去に用いられます[2]。
- 液体窒素療法: マイナス196℃の液体窒素を患部に当てて凍結させ、イボの組織を壊死させる方法です。複数回の治療が必要になることが多く、治療後に水ぶくれや色素沈着が生じることがあります。広範囲に多数のイボがある場合や、保険適用を希望される場合に選択されることがあります。
- 電気メス: 高周波電流を用いてイボを焼き切る方法です。出血を抑えながら除去できますが、CO2レーザーに比べて熱による周囲組織への影響が大きくなることがあります。
- 外科的切除: 非常に大きいイボや、悪性の可能性が否定できないイボに対して行われます。メスで切除し、縫合するため、傷跡が残る可能性がありますが、組織を病理検査に提出できるというメリットがあります。
実際の診療では、患者さまのライフスタイルやダウンタイムの許容度も考慮しながら、最適な治療法を提案しています。特に首のイボは数が多く、広範囲にわたるケースも珍しくないため、治療計画を立てる際は慎重な検討が必要です。
治療後の経過と再発予防策は?
CO2レーザーや電気メスでイボを除去した場合、治療部位は数日から数週間でかさぶたになり、その後新しい皮膚が再生します。液体窒素療法の場合は、水ぶくれやかさぶたを経て治癒します。どの方法でも、治療後は一時的に赤みや色素沈着が生じることがありますが、適切なケアを行うことで徐々に改善に向かいます。
老人性イボは再発する可能性があります。特に紫外線は再発の大きな要因となるため、治療後も日頃から紫外線対策を徹底することが重要です。日焼け止め、帽子、日傘などを活用し、肌を保護しましょう。
また、皮膚の乾燥もイボの発生や悪化に関わると考えられているため、保湿ケアも効果的です。定期的な診察で経過を確認し、必要に応じて追加治療や再発予防のアドバイスを行います。
ほくろ・イボ除去の治療法比較
ほくろやイボの除去には複数の方法があり、それぞれに特徴があります。以下に主要な治療法を比較します。
| 治療法 | 適応 | メリット | デメリット | 保険適用 |
|---|---|---|---|---|
| CO2レーザー | 比較的小さなほくろ、老人性イボ | 出血が少ない、傷跡が目立ちにくい、短時間 | 深部に届きにくい、色素沈着リスク、悪性診断不可 | 原則自費 |
| 液体窒素療法 | 老人性イボ、ウイルス性イボ | 保険適用、広範囲に対応可能 | 複数回治療、水ぶくれ・色素沈着リスク | 適用あり |
| 電気メス | ほくろ、老人性イボ | 止血しながら除去可能 | 熱損傷リスク、CO2レーザーより傷跡が目立つ可能性 | 原則自費 |
| 外科的切除 | 大きいほくろ、悪性疑いのほくろ、深いイボ | 病理検査可能、確実な除去 | 縫合が必要、傷跡が残りやすい、ダウンタイムが長い | 適用あり |
まとめ

ほくろやイボの除去は、見た目の改善だけでなく、悪性病変の可能性を排除するためにも重要な医療行為です。治療法は、ほくろやイボの種類、大きさ、深さ、部位、そして患者さまのライフスタイルや希望によって最適なものが異なります。CO2レーザーは、特に顔や首などの目立つ部位のほくろや老人性イボに対して、傷跡が目立ちにくいという点で有効な選択肢の一つです。治療後の適切なケアと紫外線対策は、美しい仕上がりと再発予防のために不可欠です。ご自身のほくろやイボについて気になる点がある場合は、自己判断せずに、まずは専門の医療機関を受診し、正確な診断と適切な治療計画について相談することをお勧めします。
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- Said Hilton, Günter Reinerth, Heike Heise et al.. Hypopigmented scar formation after application of over-the-counter wart and mole removal cream.. Wiener klinische Wochenschrift. 2011. PMID: 21359641. DOI: 10.1007/s00508-011-1544-0
- J-M Ruban. [Treatment of benign eyelid conditions with Argon laser].. Journal francais d’ophtalmologie. 2003. PMID: 12610417
- L Gáspár, E Bogdányi. [Clinical experience with enzymes (collagenase, protease) in the treatment of skin lesions caused by CO2-laser surgery].. Orvosi hetilap. 1998. PMID: 9658866
