【乾癬の最新治療】|生物学的製剤の可能性を解説

最終更新日: 2026-04-15
📋 この記事のポイント
  • ✓ 乾癬は免疫系の異常が関与する慢性炎症性疾患であり、生物学的製剤は病態の根本に作用する治療法です。
  • ✓ 生物学的製剤は、特定のサイトカインや細胞を標的とすることで、高い皮膚症状改善効果とQOL向上をもたらします。
  • ✓ 治療選択肢は多岐にわたり、患者さまの病状やライフスタイルに合わせて最適な製剤が選択されます。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成されています。記事内には当院の治療・サービスに関する情報が含まれます。

乾癬(かんせん)は、皮膚に赤い斑点や銀白色の鱗屑(りんせつ)が生じる慢性的な炎症性皮膚疾患です。以前は難治性の病気とされていましたが、近年、病態解明の進展とともに、生物学的製剤をはじめとする画期的な治療法が登場し、多くの患者さまの生活の質(QOL)が大きく改善しています。ここでは、乾癬の最新治療、特に生物学的製剤の可能性について詳しく解説します。

乾癬とは?病態と従来の治療法

乾癬の皮膚に現れる赤く盛り上がった発疹と銀白色の鱗屑の様子
乾癬の典型的な皮膚症状

乾癬とは、免疫系の異常が関与する慢性炎症性皮膚疾患であり、皮膚の細胞が過剰に増殖し、炎症を引き起こすことで特徴的な皮疹が現れます。当院では、初診時に「乾癬はただの皮膚病ではなく、全身性の炎症性疾患である」ということを丁寧にご説明し、患者さまにご理解いただくよう努めています。

乾癬は、免疫細胞であるT細胞が異常に活性化し、サイトカインと呼ばれる炎症性物質を過剰に産生することで発症すると考えられています[1]。この炎症反応が皮膚のターンオーバー(新陳代謝)を異常に早め、通常約28日かかる皮膚の入れ替わりが数日に短縮されるため、厚い角質や鱗屑が形成されます。乾癬は皮膚だけでなく、関節(乾癬性関節炎)、爪、さらには心血管疾患や代謝症候群などの全身疾患と関連があることも知られています[2]

乾癬の種類と症状

乾癬にはいくつかの種類がありますが、最も一般的なのは尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)です。その他にも、関節炎を伴う乾癬性関節炎、全身に小さな水疱ができる膿疱性乾癬、全身が赤くなる紅皮症性乾癬などがあります。

  • 尋常性乾癬: 最も多く見られ、境界がはっきりした赤い盛り上がった皮疹の上に、銀白色のフケのような鱗屑が付着します。
  • 乾癬性関節炎: 皮膚症状に加えて、関節の痛みや腫れ、変形を伴います。全体の約30%の患者さまに発生すると報告されています[2]
  • 膿疱性乾癬: 皮疹の上に無菌性の小さな膿疱(のうほう)が多数出現します。発熱や倦怠感を伴うこともあります。
  • 滴状乾癬: 小さな水滴状の皮疹が全身に散らばるタイプで、小児や若年層に多く見られます。
  • 乾癬性紅皮症: 全身の90%以上の皮膚が赤くなり、落屑(らくせつ)を伴います。重症型の一つです。

従来の治療法

生物学的製剤が登場する以前は、主に以下の治療法が用いられていました。

  • 外用療法: ステロイド外用薬や活性型ビタミンD3外用薬が中心で、軽症から中等症の乾癬に用いられます。炎症を抑えたり、皮膚の異常な増殖を抑制したりする効果があります。
  • 光線療法(紫外線療法): 特定の波長の紫外線を患部に照射することで、皮膚の炎症を抑え、細胞の異常な増殖を抑制します。PUVA療法(ソラレンという薬剤を内服または外用後にUVAを照射)や、ナローバンドUVB療法(特定の波長のUVBを照射)があります。
  • 内服療法: 免疫抑制剤(シクロスポリン、メトトレキサートなど)やレチノイド(ビタミンA誘導体)などが用いられます。中等症から重症の乾癬に対して、外用療法や光線療法で効果が不十分な場合や、皮疹が広範囲に及ぶ場合に選択されます。これらの薬剤は全身に作用するため、副作用のモニタリングが重要です。

これらの治療法は、乾癬の症状をコントロールする上で重要な役割を果たしてきましたが、重症例や難治例では十分な効果が得られなかったり、長期使用による副作用のリスクがあったりすることが課題でした。臨床の現場では、従来の治療法ではなかなか症状が改善せず、QOLが著しく低下している患者さまを多く経験してきました。そうした患者さまにとって、生物学的製剤は大きな希望となっています。

生物学的製剤とは?乾癬治療における革新性

生物学的製剤とは、生物が産生するタンパク質を応用して作られた薬剤であり、乾癬の病態に関わる特定の免疫細胞やサイトカイン(細胞間の情報伝達物質)の働きをピンポイントで阻害することで、高い治療効果を発揮します。従来の治療薬が全身の免疫反応を抑制するのに対し、生物学的製剤はより選択的に作用するため、副作用のリスクを抑えつつ、高い有効性が期待できます[3]

サイトカイン
細胞から分泌されるタンパク質の一種で、細胞間の情報伝達を担う物質の総称です。免疫反応や炎症の調節に重要な役割を果たします。

生物学的製剤が標的とする分子

乾癬の病態には、主に以下のサイトカインが深く関与していることが明らかになっています[4]

  • TNF-α(腫瘍壊死因子α): 炎症反応の中心的なサイトカインであり、乾癬の皮膚症状や関節炎の発症・悪化に深く関与します。
  • IL-12/23(インターロイキン12/23): T細胞の活性化や炎症性サイトカインの産生を促進し、乾癬の病態形成に重要な役割を果たします。
  • IL-17(インターロイキン17): IL-23によって誘導され、皮膚の角化細胞の増殖や炎症反応を強く引き起こします。

生物学的製剤は、これらのサイトカインやその受容体を特異的にブロックすることで、乾癬の炎症サイクルを断ち切り、症状の改善を促します。その効果は非常に高く、PASI(Psoriasis Area and Severity Index)スコアという乾癬の重症度を評価する指標において、75%以上の改善(PASI75)を達成する患者さまが多数報告されています。

生物学的製剤の投与方法

生物学的製剤は、注射によって投与されます。多くの場合、皮下注射であり、患者さま自身やご家族が自宅で注射できる自己注射が可能です。投与間隔は製剤によって異なり、週1回、2週に1回、月1回、3ヶ月に1回など様々です。当院では、患者さまのライフスタイルや病状を考慮し、最も負担の少ない投与スケジュールを提案しています。自己注射を始める前には、看護師が丁寧に指導し、不安なく治療を継続できるようサポートしています。

⚠️ 注意点

生物学的製剤は免疫系に作用するため、感染症のリスクがわずかに高まる可能性があります。特に結核やB型肝炎などの既往歴がある場合は、治療開始前に詳細な検査と医師との相談が不可欠です。

どのような生物学的製剤がある?主な種類と特徴

乾癬治療に用いられる生物学的製剤の作用機序を示す分子構造と細胞の働き
生物学的製剤の作用機序

現在、乾癬治療に用いられる生物学的製剤には、複数の種類があり、それぞれ異なるサイトカインを標的としています。実際の診療では、患者さまの病状、既往歴、ライフスタイル、そして費用などを総合的に考慮して最適な製剤を選択します。治療を始めて数ヶ月ほどで「こんなに皮膚がきれいになるなんて思わなかった」とおっしゃる方が多く、その効果には目を見張るものがあります。

TNF-α阻害薬

TNF-αという炎症性サイトカインの働きを阻害する薬剤です。乾癬性関節炎にも高い効果が期待できます。

  • インフリキシマブ(レミケード®): 点滴静注で投与されます。高い即効性が期待できます。
  • アダリムマブ(ヒュミラ®): 皮下注射で投与され、自己注射が可能です。2週に1回の投与が一般的です。
  • セルトリズマブ ペゴル(シムジア®): 皮下注射で投与され、妊娠中の女性でも使用が検討されることがあります。
  • ゴリムマブ(シンポニー®): 皮下注射で投与され、月1回の投与が可能です。

IL-12/23阻害薬

IL-12とIL-23の両方を阻害する薬剤です。長期的な効果の持続が期待されます。

  • ウステキヌマブ(ステラーラ®): 皮下注射で投与され、導入期を経て3ヶ月に1回の投与となります。

IL-17阻害薬

IL-17というサイトカインの働きを特異的に阻害する薬剤で、高い皮膚症状改善効果が特徴です。

  • セクキヌマブ(コセンティクス®): 皮下注射で投与され、導入期を経て月1回の投与が一般的です。
  • イキセキズマブ(トルツ®): 皮下注射で投与され、導入期を経て月1回の投与が一般的です。非常に高いPASI100(皮膚症状100%改善)達成率が報告されています。
  • ブロダルマブ(ルミセフ®): 皮下注射で投与され、2週に1回の投与が可能です。IL-17受容体を阻害する点で他のIL-17阻害薬と作用機序が異なります。

IL-23阻害薬

IL-23というサイトカインの働きを特異的に阻害する薬剤で、長期的な効果の持続と高い安全性プロファイルが期待されています。

  • グセルクマブ(トレムフィア®): 皮下注射で投与され、導入期を経て8週に1回の投与が可能です。
  • リサンキズマブ(スキリージ®): 皮下注射で投与され、導入期を経て12週に1回の投与が可能です。非常に高いPASI90(皮膚症状90%改善)達成率が報告されています。
  • チルドラキズマブ(イルミア®): 皮下注射で投与され、導入期を経て12週に1回の投与が可能です。

これらの薬剤は、それぞれ異なる特性を持つため、患者さまの病態や治療目標に合わせて慎重に選択されます。実際の診療では、患者さまのライフスタイルや、注射への抵抗感、通院頻度の希望なども考慮し、最適な治療計画を立てることが重要になります。

生物学的製剤の治療効果とメリット・デメリットは?

生物学的製剤は、乾癬治療に革命をもたらしましたが、その効果と同時に考慮すべき点もあります。初診時に「生物学的製剤で本当に治るのか?」と相談される患者さまも少なくありませんが、乾癬は慢性疾患であり、生物学的製剤も完治させるものではなく、症状を長期的に良好にコントロールするための治療法であることを丁寧に説明しています。

治療効果とメリット

生物学的製剤の最大のメリットは、その高い治療効果にあります。多くの患者さまで、従来の治療法では難しかった皮膚症状の劇的な改善が期待できます。

  • 高い皮膚症状改善効果: PASI75以上の改善率は70〜90%以上と報告されており、中にはPASI90やPASI100(ほぼ完全に皮疹が消失)を達成する患者さまも少なくありません[3]
  • 乾癬性関節炎への効果: 皮膚症状だけでなく、関節の痛みや腫れ、進行を抑制する効果も期待できます[2]
  • QOLの向上: 皮疹の改善は、かゆみや痛みの軽減、見た目の改善につながり、患者さまの精神的な負担を大きく軽減し、日常生活や社会生活の質を向上させます。
  • 長期的な効果の持続: 適切な投与を継続することで、長期にわたって症状を安定させることが期待できます。

デメリットと注意点

一方で、生物学的製剤には以下のようなデメリットや注意点もあります。

  • 感染症のリスク: 免疫系に作用するため、細菌やウイルスなどによる感染症(特に上気道炎や尿路感染症)のリスクがわずかに高まる可能性があります。治療開始前には結核やB型肝炎などのスクリーニング検査が必須です。
  • 費用: 薬剤費が高額であるため、医療費助成制度(高額療養費制度など)の利用が重要になります。
  • 注射による投与: 自己注射が可能な製剤が多いですが、注射針への抵抗感がある患者さまもいらっしゃいます。
  • 効果に個人差がある: 全ての患者さまに同等の効果が得られるわけではなく、効果が不十分な場合や、途中で効果が減弱するケースもあります。その場合は、他の製剤への切り替えが検討されます。

これらのメリットとデメリットを十分に理解し、医師と相談しながら治療を進めることが重要です。実際の診療では、患者さまの不安を軽減するため、副作用の初期症状や対処法についても詳しく説明し、定期的な血液検査などで体調の変化を注意深く観察しています。

生物学的製剤の選択基準と治療の流れ

乾癬患者の症状や合併症に応じた生物学的製剤の治療選択フローチャート
生物学的製剤の治療選択基準

生物学的製剤は、乾癬の重症度や病型、既存の治療への反応、患者さまの全身状態、合併症の有無、ライフスタイルなどを総合的に考慮して選択されます。治療の開始から維持まで、綿密な計画と定期的な評価が不可欠です。

治療選択のプロセス

  1. 診断と重症度評価: まず、皮膚科専門医による正確な診断と、PASIスコアやBSA(Body Surface Area:体表面積)、DLQI(Dermatology Life Quality Index:皮膚疾患生活の質指標)などを用いた重症度評価が行われます。乾癬性関節炎の有無も確認されます。
  2. 既存治療の評価: 外用療法、光線療法、内服療法(メトトレキサートなど)を一定期間実施しても効果が不十分な場合や、副作用で使用が困難な場合に生物学的製剤が検討されます。
  3. 適応の確認: 生物学的製剤の適応となる乾癬の重症度基準を満たしているかを確認します。
  4. スクリーニング検査: 治療開始前に、結核、B型肝炎、C型肝炎、HIVなどの感染症の有無を確認するための血液検査や胸部X線検査が行われます。これは、生物学的製剤が免疫系に作用するため、潜在的な感染症を悪化させるリスクがあるためです。
  5. 製剤の選択: 患者さまの病態(尋常性乾癬、乾癬性関節炎など)、重症度、合併症、過去の治療歴、投与間隔の希望、費用などを考慮し、最適な製剤を医師と患者さまが相談して決定します。

治療の流れ

生物学的製剤の治療は、通常以下のステップで進められます。

  • 導入期: 治療開始直後は、効果を早く発現させるために比較的短い間隔で投与されます。
  • 維持期: 導入期で効果が確認された後、症状の安定を維持するために、一定の間隔(数週間〜数ヶ月に1回)で投与を継続します。
  • 定期的な評価とモニタリング: 治療中は、定期的に皮膚症状の評価、血液検査、尿検査などを行い、効果の確認と副作用の早期発見に努めます。また、患者さまのQOLの変化も評価します。

実際の診療では、患者さまが治療を継続しやすいよう、自己注射の指導や、医療費助成制度に関する情報提供なども積極的に行っています。治療の継続が症状の安定には不可欠であるため、患者さまとの密なコミュニケーションを重視しています。

生物学的製剤以外の最新治療は?

生物学的製剤の登場は乾癬治療に大きな進歩をもたらしましたが、それ以外にも新しい作用機序を持つ薬剤や治療法が開発され続けています。これらの治療法も、患者さまの選択肢を広げる重要な役割を担っています。

JAK阻害薬

JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬は、細胞内の信号伝達経路を阻害することで、炎症性サイトカインの作用を抑制する内服薬です。生物学的製剤と同様に、特定の分子を標的とする点で従来の免疫抑制剤とは異なります。乾癬性関節炎や潰瘍性大腸炎など、他の免疫介在性疾患でも使用されています。

  • トファシチニブ(ゼルヤンツ®): 乾癬性関節炎の治療薬として承認されています。
  • ウパダシチニブ(リンヴォック®): 乾癬性関節炎やアトピー性皮膚炎などで使用されています。

JAK阻害薬は内服薬であるため、注射が苦手な患者さまにとって選択肢の一つとなり得ます。ただし、感染症や血栓症などの副作用リスクも考慮し、慎重な使用が求められます。

PDE4阻害薬

PDE4(ホスホジエステラーゼ4)阻害薬は、細胞内のcAMP濃度を上昇させることで、炎症性サイトカインの産生を抑制し、抗炎症作用を発揮する内服薬です。

  • アプレミラスト(オテズラ®): 軽症から中等症の尋常性乾癬や乾癬性関節炎に用いられます。生物学的製剤よりも作用がマイルドで、副作用も比較的少ないとされています。

アプレミラストは、生物学的製剤が適応とならない患者さまや、生物学的製剤の導入をためらう患者さまにとって、有効な選択肢となりえます。実際の臨床では、病変が軽度で生物学的製剤の適応から外れるが、外用療法だけでは不十分な患者さまに処方することがあります。乾癬の治療法

各治療法の比較

乾癬の治療法は多岐にわたるため、それぞれの特徴を理解し、患者さまに最適な治療を選択することが重要です。以下に、主要な治療法と生物学的製剤の比較を示します。

治療法主な作用機序投与方法主な対象期待される効果主な留意点
外用療法抗炎症、角化抑制塗布軽症〜中等症局所的な症状改善広範囲には不向き、手間
光線療法免疫抑制、細胞増殖抑制紫外線照射中等症全身の症状改善通院頻度、皮膚がんリスク
内服療法(免疫抑制剤など)全身の免疫抑制内服中等症〜重症全身の症状改善副作用(肝機能障害、腎機能障害など)
生物学的製剤特定のサイトカイン阻害注射(皮下/点滴)中等症〜重症、難治例劇的な症状改善、QOL向上高額な費用、感染症リスク
JAK阻害薬細胞内信号伝達阻害内服中等症〜重症、乾癬性関節炎全身の症状改善感染症、血栓症リスク
PDE4阻害薬抗炎症作用内服軽症〜中等症全身の症状改善、比較的穏やか消化器症状

まとめ

乾癬は、かつては難治性の皮膚疾患とされていましたが、生物学的製剤をはじめとする最新治療の登場により、劇的な症状改善と生活の質の向上が期待できるようになりました。生物学的製剤は、乾癬の病態に深く関わる特定のサイトカインを標的とすることで、高い有効性と比較的少ない全身性副作用を実現しています。TNF-α阻害薬、IL-12/23阻害薬、IL-17阻害薬、IL-23阻害薬など、様々な種類の製剤があり、患者さま一人ひとりの病状やライフスタイルに合わせて最適な治療法が選択されます。また、JAK阻害薬やPDE4阻害薬といった内服薬も新たな選択肢として加わり、乾癬治療の可能性はさらに広がっています。これらの最新治療は、乾癬に悩む多くの患者さまにとって、症状のコントロールだけでなく、より活動的な日常生活を取り戻すための大きな希望となっています。治療を検討される際は、皮膚科専門医と十分に相談し、ご自身の病状や治療目標に合った最適な方法を見つけることが大切です。

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よくある質問(FAQ)

生物学的製剤はどのような乾癬患者に推奨されますか?
生物学的製剤は、主に中等症から重症の尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症の患者さまが対象となります。特に、外用療法や光線療法、内服療法(メトトレキサートなど)で十分な効果が得られない場合や、副作用で使用が困難な場合に検討されます。
生物学的製剤の治療費用はどのくらいですか?
生物学的製剤の薬剤費は高額ですが、公的医療保険が適用され、自己負担割合に応じて費用が決まります。さらに、高額療養費制度を利用することで、月々の自己負担額には上限が設けられます。具体的な費用は、使用する製剤の種類、投与量、投与頻度、自己負担割合によって異なりますので、医療機関でご相談ください。
生物学的製剤の副作用にはどのようなものがありますか?
主な副作用としては、免疫抑制作用による感染症(特に上気道炎、尿路感染症、帯状疱疹など)のリスク増加が挙げられます。また、注射部位反応(痛み、発赤、腫れ)、頭痛、吐き気などが報告されることもあります。重篤な副作用は稀ですが、治療開始前には感染症のスクリーニング検査を行い、治療中も定期的なモニタリングが重要です。
📖 参考文献
  1. Dineshwar Sugumaran, Audrey Chee Hui Yong, Johnson Stanslas. Advances in psoriasis research: From pathogenesis to therapeutics.. Life sciences. 2024. PMID: 39153596. DOI: 10.1016/j.lfs.2024.122991
  2. Ana Belén Azuaga, Julio Ramírez, Juan D Cañete. Psoriatic Arthritis: Pathogenesis and Targeted Therapies.. International journal of molecular sciences. 2023. PMID: 36902329. DOI: 10.3390/ijms24054901
  3. Robin C Yi, Maya Akbik, Logan R Smith et al.. Therapeutic Advancements in Psoriasis and Psoriatic Arthritis.. Journal of clinical medicine. 2025. PMID: 40004842. DOI: 10.3390/jcm14041312
  4. Yanhong Pan, Jueyao Zou, Tongyao Hu et al.. Psoriasis: A Multidimensional Review of Onset, Progression, Treatment, and the Evolution of Disease Models.. Molecular diagnosis & therapy. 2025. PMID: 40167939. DOI: 10.1007/s40291-025-00776-8
  5. スーテント(シチニブ)添付文書(JAPIC)
  6. レミケード(インフリキシマブ)添付文書(JAPIC)
  7. ヒュミラ(アダリムマブ)添付文書(JAPIC)
  8. シムジア(セルトリズマブ)添付文書(JAPIC)
  9. ゴリムマブBS(ゴリムマブ)添付文書(JAPIC)
  10. ウステキヌマブBS(ウステキヌマブ)添付文書(JAPIC)
  11. コセンティクス(セクキヌマブ)添付文書(JAPIC)
  12. トルツ(イキセキズマブ)添付文書(JAPIC)
  13. ルミセフ(ブロダルマブ)添付文書(JAPIC)
  14. トレムフィア(グセルクマブ)添付文書(JAPIC)
  15. スキリージ(リサンキズマブ)添付文書(JAPIC)
  16. イルミア(チルドラキズマブ)添付文書(JAPIC)
  17. サンディミュン(シクロスポリン)添付文書(JAPIC)
  18. オドリック(モニタリン)添付文書(JAPIC)
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